ルワンダのコーヒーの特徴とは?【柑橘系のさわやかな酸味】

ルワンダの国旗

注:このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

コーヒーは世界中で愛されている飲み物ですが、その中でもルワンダのコーヒーは独特の風味があります。

しかし、その特徴や魅力についてはあまり知られていません。

ルワンダのコーヒーはどのような味わいがあるのでしょうか?

また、なぜ多くの人々に愛されているのでしょうか?

この記事では、ルワンダのコーヒーの特徴について詳しく解説します。

特に、柑橘系のさわやかな酸味が特徴的なルワンダのコーヒーについて、その風味の成り立ちや楽しみ方を紹介します。

また、ルワンダのコーヒーの生産背景や、その他の風味についても触れます。

記事を読むことで、ルワンダのコーヒーの魅力を深く理解できます。

また、コーヒーをより一層楽しむための知識が得られます。

コーヒー愛好者はもちろん、これからコーヒーを楽しむ方にもおすすめの内容です。

ルワンダのコーヒーを試すことで、新しいコーヒーの楽しみ方を発見できるでしょう。

ルワンダってどんな国?

ルワンダの街並み

ルワンダは、アフリカ大陸の東部に位置する内陸国で、通称「千の丘の国」とも呼ばれています。

北にウガンダ、東にタンザニア、南にブルンジ、西にコンゴ民主共和国と国境を接しています。

首都はキガリ。

人口は約12,374,397人、面積は約26,338㎢。

これは日本の四国地方の面積(約18,800㎢)よりやや大きい程度です。

ルワンダは、標高が高く、肥沃な土壌と適した気候条件に恵まれています。

これにより、農業が盛んで、特にコーヒーは主要な輸出品となっています。

2020年時点では輸出総額の25%程度にまで成長しました。
ルワンダの経済はコーヒーによって支えられていると言っても過言ではありません。

ちなみに、2008年にアフリカで初めて「Cup of Excellence(カップオブエクセレンス) 」が開催された国でもあります。

ルワンダのコーヒー産業の背景

林

ルワンダはアフリカ大陸の中央部に位置する国で、地理的には高地が多く、標高が高い地域が広がっています。

この高地は、コーヒー栽培に適した気候と土壌を持っており、ルワンダのコーヒー産業の基盤となっています。

また、ルワンダは赤道に近いため、一年を通じて安定した気温と湿度があり、コーヒーの生育に適しています。

ルワンダのコーヒー産業の歴史は長いもので、19世紀末にドイツの宣教師によってコーヒーの栽培が始まったとされています。

その後、コーヒーはルワンダの主要な輸出品となり、国の経済を支える重要な産業となりました。

しかし、1990年代の内戦やジェノサイド(虐殺)の影響で、コーヒー産業は一時的に衰退しました。

その後、ルワンダ政府はコーヒー産業の復興を目指して、品質向上や生産者の支援を行う政策を実施しました。

これにより、ルワンダのコーヒーは再び国際的な市場で高い評価を受けるようになりました。

特に、スペシャルティコーヒーとしての評価が高く、多くのコーヒー愛好者から注目されています。

コーヒーの特徴

ルワンダのコーヒーの特徴は、柑橘系のさわやかな酸味です。

オレンジやグレープフルーツのように口当たりが爽やかで、後味もすっきりしています。

また、ルワンダのコーヒーは、柑橘系の酸味だけでなく、他の風味や香りも豊かです。

例えば、赤い果実のような甘さや、花のような香りが感じられます。

これらの風味や香りは、ルワンダの豊かな土壌や気候によって生まれています。

ルワンダのコーヒーは、これらの風味や香りがバランスよく組み合わさっており、一杯のコーヒーに多彩な味わいが詰まっています。

ルワンダのコーヒー生産地

ルワンダのコーヒー生産地は、国のほぼ全域に広がっています。特に、西部、北部、南部の3つのエリアでコーヒーが栽培されています。

西部

西部の山岳地帯周辺に農地が広がっています。また、キブ湖(ルワンダ西部とコンゴ民主共和国にまたがる大きな湖)沿いにも多くのウォッシングステーションが建設されています。雨の多い土地で、低地から高地までたくさんの農園があります。

北部

標高が高く寒暖差も十分あるガケンケ地区。人口も少ないため生産量はあまり多くありません。一方で、近年は品質の高いコーヒーが多く生産され始め、品評会で上位に入るコーヒーも出てきました。

南部

これまで販売することの多かった「ニャミラマ」や「ガスーラ」の集落があるエリア。なかでもフエ郡とニャマガベ郡はコーヒー栽培に最適な自然条件が得られる土地です。

ルワンダのコーヒー生産プロセス

コーヒー豆を持った女性

ルワンダのコーヒー生産プロセスは、小規模農園とウォッシングステーションが中心となって進行します。

小規模農園では、コーヒーチェリーの栽培から収穫までが行われます。

収穫されたコーヒーチェリーは、ウォッシングステーションに運ばれ、洗浄、選別、パルピング、発酵、乾燥といった一連の作業が行われます。

これらのプロセスを通じて、高品質なコーヒー豆が生産されます。

小規模農園とウォッシングステーションの連携が、ルワンダのコーヒーの品質を保証する重要な要素となっています。

ルワンダで有名なウォッシング・ステーション

前述の通りウォッシングステーションとはコーヒーチェリーからコーヒー豆を取り出すための施設です。

コーヒーチェリーの洗浄、選別、発酵、乾燥などの一連の作業が行われます。

2000年頃はたったの2ヶ所しかなかったウォッシング・ステーションが、2012年には215ヶ所へと急増しました。

ここではルワンダの有名なウォッシング・ステーションを3つほど紹介させて頂きます。

キヌヌ・ウォッシング・ステーション(Kinunu)

ルワンダ西部州のギブ湖東側のルシロ地区で標高約1450m付近にキヌヌ・ウォッシングステーションは設立されSOCOR S.A.R.L社が管理しています。
キブ湖の湖畔にある地域では湖畔の微気候と肥沃な土壌を利用して、高品質なアラビカ種のコーヒー豆を生産しています。
柑橘系の酸味やフルーティーな風味が特徴的で、バランスの良い味わいが楽しめます。

ムヨンゲ・ウォッシング・ステーション(Muyongwe)

北部地域に位置しており、標高が高い山岳地帯にあるガケンケ地区にムヨンゲ・ウォッシング・ステーションは設立されています。標高が高く、寒暖差が大きいため、コーヒー豆の成熟がゆっくりと進むことから、風味が豊かなコーヒー豆が生産されます。コーヒーは、花のような香りや甘い風味が特徴的です。

ルワンダのカッピングコンテストの常連であり、2015年のカップオブエクセレンスでは1位を受賞しました。

シンビウォッシング・ステーション( Simbi )

シンビコーヒーウォッシングステーションはルワンダ南部フエ(Huye)というエリアに位置しており、 2013 年に運営が始まりました。
比較的新しく設立されましたが、Cup of Excellenceにおいても素晴らしい成績を毎年のように残している優良なステーションです。

ウォッシング・ステーションでの取り組み(キヌヌのウォッシュド製法)

ウォッシング・ステーションでの主な作業は以下の通りです

チェリー集荷コーヒーチェリーを収穫します。
手選別未熟なチェリーを手で選別します。
果肉除去ディスクパルパーを使って果肉を取り除きます。
発酵湧き水で浸水させた状態で20時間発酵させます(ウェットファーメンテーション)。
水洗とグレーディング水路を使って手作業で水洗いし、パーチメントをグレーディングします。
パーチメント取り除きポテト臭の原因となる虫に侵されたパーチメントを取り除きます。
乾燥アフリカンベッドで15〜18日間天日乾燥させ、乾燥中も手選別を行います。
脱殻キガリのCBC社のドライミルで脱殻します。
手選別脱穀後、手選別で欠点豆を取り除きます。

機械で処理する前に、人の手を使い出来るだけ美味しいコーヒーに仕上げようとする試みは真面目で綺麗好きなルワンダ人の職人技です。

ルワンダのコーヒーの精製方法

ルワンダのコーヒーの精製方法は主に「ウォッシュド(水洗い)」と「ナチュラル(天日乾燥)」の2つの方法があります。

政府から加工方法はウォッシュド(水洗式)を推奨された結果、

コーヒー豆の加工品質が大きくアップし、スペシャルティコーヒーとして認められる銘柄が続々と誕生しました。

そのため、ほとんどのウォッシングステーションは「ウォッシュド(水洗い)」を採用しています。

しかし、近年では新しい取り組みとして「ナチュラル(天日乾燥)」も積極的に取り入れています。

ウォッシュド(水洗い)

ウォッシュド精製は、収穫したコーヒーの実を水洗いして果肉を取り除き、発酵させて粘液を除去します。その後、コーヒー豆を天日で乾燥させます。ウォッシュド精製によって、コーヒー豆の風味がクリアで鮮明になり、酸味が際立つ特徴があります。ルワンダのコーヒーは、このウォッシュド精製によって、柑橘系の酸味やフルーティーな風味が引き出されます。

ナチュラル(天日乾燥)

ナチュラル精製は、収穫したコーヒーの実をそのまま天日で乾燥させる方法です。この方法では、果肉を取り除かずに乾燥させるため、コーヒー豆に果肉の風味が移ることがあります。ナチュラル精製によって、コーヒー豆の風味が豊かで甘みが強くなります。ルワンダのコーヒーは、このナチュラル精製によって、甘い風味や花のような香りが引き出されます。

ルワンダのコーヒーの格付けは?

コーヒー豆

ルワンダのコーヒー豆の格付けは、不良豆の混入が少ないものがよいとされています。カッピングの評価結果を加味して、5つのグレードに等級付けされています。

最上級のものから、Super Specialty, Specialty, G1, G2, G3 となっています。

Super Specialtyスーパースペシャリティー(最上級)
Specialtyスペシャリティー
G1
G2
G3

ルワンダのコーヒー産業が抱える課題

ルワンダはコーヒーを育てるのに素晴らしい環境があり、政府が品質を上げるために努力しています。

しかし、コーヒーを作っている農家の収入があまり増えず、貧しい人たちが減らないという課題があります。

技術や知識の不足

ルワンダの小規模農家は、コーヒーの栽培や加工に関する技術や知識の不足により生産性が高くありません。

ルワンダのコーヒーはほとんどがアラビカ種ですが、アラビカ種の中でも収穫量や病気に耐性を持つカトゥーラ種やカトゥアイ種はルワンダで育てにくい環境にあります。

そのためブルボン種のみが栽培されています。

ブルボン種は香りや味が良いですが、収穫量が少なく、病気や害虫に弱いです。

ルワンダのコーヒーは小さな農場で作られていて、大きな投資ができないので、肥料や害虫対策、機械の維持などが十分にできません。

それゆえ、コーヒーの収穫量が少なく、農家の所得が低くなり、生計を立てるのが困難になります。

これらの課題を解決するために、ルワンダ政府や国際機関、NGOなどが、農家の技術や知識の向上、資金の調達、などの支援を行っています。

多くの困難を乗り越えて急成長を遂げたルワンダだからこれらの問題もきっと解決できるはずです。

まとめ

いかがだったでしょうか?

ルワンダのコーヒーは柑橘系のさわやかな酸味が際立っており、口当たりが爽やかで後味もすっきりしています。

ルワンダコーヒーを楽しむために、

・焙煎度を選ぶ

ルワンダのコーヒーは、浅煎り〜深煎りまで様々な焙煎度で楽しむことができます。自分の好みに合った焙煎度を探してみてください。

・ウォッシング・ステーションに着目してみる

ルワンダは産地よりもウォッシング・ステーションの名前がコーヒーの銘柄になることが多いです。なのでウォッシング・ステーションに着目するのも面白いかもしれません。

あなたのコーヒータイムがより豊かになることをお祈りしています。

この記事を書いた人

aya_hobbit

2人の子持ちママ。コーヒー豆屋で7年間の勤務経験あり。現在は自家焙煎のオンラインショップを運営している。

資格:コーヒーマイスター
Instagramフォロワー:4,500人以上

オンラインショップへ
ayakara coffee