コーヒー豆の3大原種とアラビカ種の人気品種一覧

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あなたが普段、何気なく飲んでいるコーヒー。

その中身はアラビカ種なのか、ロブスタ種、それともリベリカ種なのかご存知ですか?

もしかしたらその違いを知ることで、よりコーヒーが楽しめるかもしれません。

今回は、コーヒー豆の3大原種について解説してからアラビカ種の人気品種についてお話しさせて頂こうと思います。

アラビカ種の人気品種とその味わいについての一覧を作成したので、コーヒーを選ぶ際に参考にして頂くとコーヒー選びが面白くなるかもしれません。

この記事を読むことで得ることは以下の通りです。

・自分が好む風味を選びやすくなります。
・コーヒーの味わいの幅広さを体験できます。
・品種を知ることで知識を深めることができます。

コーヒー豆には200種類以上の多様な品種が存在します。
これらは自然交配や人工的な品種改良によって生まれたものもあり、これらすべての品種のルーツを辿ると以下の3つの原種になります。
・アラビカ種
・ロブスタ種
・リベリカ種

これらの原種は、「コーヒー豆の3大原種」と言われています。

同じコーヒー豆でも味わいや成分に大きな違いがあります。

アラビカ種の特徴(Coffea arabica)

アラビカ種は全世界のコーヒー生産の約60%を占める最も一般的な種類です。現在、私たちが楽しむスペシャルティコーヒーのほとんどがこの「アラビカ種」です。
スターバックスなどのカフェやコーヒー専門店で主に取り扱われ、高価です。

・品質が高く風味が豊か
・標高1,000〜2,000mの高地での栽培に適している。
・高温多湿に弱く、また霜や乾燥にも弱い品種。
・非常に繊細で、病虫害からの影響を受けやすい。
・カフェインの含有量はロブスタ種のおよそ半分程度。
・ロブスタ種よりも亜種が多い

アラビカ種の起源

記述の残るコーヒーの歴史を遡ってみると、世界最古のコーヒーは9世紀頃にエチオピアのアビシニア高原で発見されたと言われています。
この種は15世紀にエチオピアからアラビア半島に移され、それが名前の由来となっています。

ロブスタ種の特徴(Coffea canephora)

ロブスタ種はコーヒー生産の約40%を占める品種です。
アラビカ種に比べて安価で取引され、主にコーヒーやインスタントコーヒーなどコーヒー飲料の原材料として使われています。

・苦味が強く香ばしい風味。
・標高300〜700mの低地での栽培に適している。
・乾燥には弱いが低温や高温多湿でも育つ。
・一本の木から多くのコーヒー豆が取れるので安価。
・病気に強く、育てやすい。
・カフェインの含有量はアラビカ種の約2倍。
・主にインドネシアやベトナムなどアジアで栽培されている。

ロブスタ種の起源

ロブスタ種のコーヒー豆が正式に栽培され始めたのは、19世紀の終わり頃だと言われています。当時ベルギー領だったコンゴにおいてロブスタ種のコーヒー豆が発見されたことによって、オランダ人主導のもと栽培がスタートしたそうです。最初の発見から、およそ30年後の出来事でした。

ロブスタ種は、栽培において「病気に強い」という大きなメリットを持っています。1980年代におきたインドネシアでの“さび病”の蔓延により、アラビカ種を育てていたコーヒー農園は壊滅的な被害を受けました。

そこで登場したのがこのロブスタ種。さび病の流行以降、インドネシアで育てられる90%以上のコーヒー豆が、ロブスタ種になったと言われています

リベリカ種の特徴(Coffea liberica)

リベリカ種は世界全体のコーヒー流通量の1%以下の生産しかありません。しかも、その1%はヨーロッパでの消費が多いため日本で見ることはほとんどありません。
香り・酸味・甘み・コクのすべてが極めて少なく、その反面、強い苦味が際立ちます。

そのため、あまり風味がよくないと評価されがちです。

・アラビカ種に比べると風味に劣る。
・標高200m以下の低地や平地でも生育できる。
・気温や湿度などには高い順応性があるが、病気に弱い。
・世界全体のコーヒー流通量の1%以下。

リベリカ種の起源

リベリカ種は西アフリカが原産で、特にリベリアで発見されたことからこの名前が付けられました。リベリカは19世紀後半にコーヒー葉さび病の流行によりアラビカ種が大打撃を受けた際、代替品種として注目されました。

コーヒー専門店に行くと取り扱われているのがほとんどアラビカ種です。種類が多く、その分味わいの幅が広いのですが、人気品種を知っているとコーヒー選びが楽しくなります。
コーヒーを選ぶ時、または飲む時には以下の表を参考にして頂けると面白いかもしれません。

ティピカアラビカ種の中でも歴史が最も古く、優れた酸味と豊かな香りを持つ品種。味わい深いのが特長だが、収穫量が少なく耐病性も低いため、現在では非常に貴重な品種となっている。
ブルボンティピカの突然変異。優れた酸味と香りを持つが病気に弱い為、生産量が少ない。
イエローブルボン通常のブルボンよりも甘味が際立っている。
ピンクーブルボン通常のブルボンよりも酸味が際立っている。浅煎りだとゲイシャの味わいに似ている。
イエメニア2020年にイエメンで発見されたばかりの新種。濃厚で独特な風味。
カトゥーラ(カツーラ)ブルボンの突然変異種でコロンビアの主要品種。豊かな酸味でより複雑な風味がある。生産性が高いため、人気の品種ではあるが、さび病に対する耐性が低いのが難点。
マラゴジッペブラジルで発見されたティピカの突然変異。見た目は大粒、味わいはタンパク。
ムンド・ノーボブラジルの主力品種。苦味と酸味のバランスがよく、生産量が多い。
風味に優れ、病気に強く収穫量が多いマイルドで飲みやすく、甘みの余韻が残る。ナッツのような香ばしさ。
カトゥアイ(カツアイ)ムンドノーボ種とカトゥーラ種を人工的に交配させた品種でブラジルの主力品種のひとつ。
耐病性の高さと、味わいの良さを併せ持つ。滑らかな口当たりで柑橘系の酸味も感じられる。
パーカスエルサルバドルの主力品種。優れた風味を持つ。低地での栽培、また干ばつなどにも強く、栽培される土が多少肥養さを欠いても育つ特徴がある。
パカマラエルサルバドルで開発された品種。苦味・酸味・コクのバランスが良い。
ゲイシャゲイシャは栽培が難しく、収穫量はさほど多くないが非常に優れた風味を持つ。
ジャバニカインドネシア・ジャワ島で発見された品種。ゲイシャに似た味わいがあり病気に強いが、やや風味が劣る。
ビジャ・サルチコスタリカで発見されたブルボンの変異種。酸味が豊かでフルーティーだが生産性が低い。
SL-28ケニアの「スコット農業研究所 (Scott Agricultural Laboratories)」で開発された品種。乾燥耐性に加えて優れた風味特性も持つ。カシスのような風味。
SL-34ケニアの「スコット農業研究所 (Scott Agricultural Laboratories)」で開発された品種。
標高が高くかつ降雨量の多い地域での栽培に順応。また優れた風味特性に加え、SL-28とは異なり収穫量も多い。
Ruiru11ケニアの研究所にて開発。ほとんどの病害虫への耐性があり、複数の品種とカティモールをかけあわせた品種。病害耐性だけではなく味も良好だがSL-28やSL-34と比べるとやや風味に劣る。
ハイブリッドティモール東ティモールで発見された、ロブスタとアラビカの交配種。
苦味や酸味、香りは控え目だが、独特の深いコクがあり、全体にマイルドな風味。
カティモールハイブリッドティモールとカトゥーラを交配させて作られた品種。
病害虫への耐性があるがアラビカの品種に比べて風味が劣る。
Ateng(アテン)インドネシアのメイン品種。名前の由来はアチェ州Aceh Tenggah地区の名前から。カティモール種。病害虫への耐性がありハーブの様な風味。
コロンビアコロンビアコーヒー生産者連合会(FNC)の研究機関で開発された、ハイブリッドカティモールとカトゥーラの交配種。味わいはマイルドな甘さと滑らかな口当たり、柑橘系の酸味も感じられる。
カスティージョコロンビアコーヒー生産者連合会(FNC)の研究機関で開発された比較的新しい品種。
カティモールやコロンビアよりも風味が良いとされる。

いかがだったでしょうか?

コーヒー豆の3大原種とアラビカ種の人気品種についてお話させて頂きましたが、コーヒーの味わいは品種だけで決まるものではありません。

味わいは各国のテロワール(産地特有の土壌や気候)・品種・栽培方法・精製方法・焙煎・抽出などの要素が複雑に絡みあって構成されます。

品種の特徴はあくまで参考と捉えて頂ければ幸いです。


以上!ここまでご覧いただきありがとうございました。






この記事を書いた人

aya_hobbit

2人の子持ちママ。コーヒー豆屋で7年間の勤務経験あり。現在は自家焙煎のオンラインショップを運営している。

資格:コーヒーマイスター
Instagramフォロワー:4,500人以上

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